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ベトナムのブンタン(文旦)

文旦(英語ではpomelo、ベトナム語ではBưởi)は品種が多く、ベトナムの中でもたくさん種類がありますが、今回のエッセンシャルオイルの原料となるのは中部フエ市の名物Thanh Trà(タインチャー)という品種です。

タインチャー文旦は他の品種よりサイズが小さく、皮が比較的薄いものです。果肉は黄色で酸味が少なく爽やかな甘味が特徴。水分量がグレープフルーツ等より少ないので、味がしっかりして、上品な香りもついているので、大人気です。ベトナムの阮朝時代(最後の王様)に宮廷に供される数少ない果物で、とても貴重なものでもあります。

そんな貴重なものを中身だけを食べて捨てては勿体ない!なので、昔から現地の住民が色々な方法で文旦果皮を活用しました。皮を小さく切って布に包んで香りを楽しんだり、特に女性に好まれるのは文旦果皮を水につけて、文旦果皮から出た成分を含むお湯で髪の毛を洗うのです。涼しく健やかな香り、髪の毛もさらっとするので、とても気持ちいいです。

フエ市でタインチャー文旦を収穫できるのは年一回、ちょうど今8月から10月にかける時期です。エッセンシャルオイルを作るためには果を取って、12時間以内に皮を剥きとらないと皮が乾燥してしまい、香りの成分が抜き出してしまうのです。厚さ1ミリ未満の皮を手で慎重に切り取って、できるだけ黄緑部分だけをとり白い部分が入らないようにするのがいい精油を作るコツです。

タインチャー文旦はサイズが小さく、平均として0.5kgしかないので、10mlの精油を作るにはなんと、100個が必要だそうです!!!(手のひらに入るたった10mlのボトルが100個の文旦から出来上がるなんて、想像しがたいですね!)

実は今回、ご紹介する4種のSAOLA®エッセンシャルオイルの中、文旦果皮が一番単価が高いのです。原料費と手間が一番かかるものなので、仕方無いですが、、、出来上がる製品はそれなりに上品な香りがして、ボトルを開ける瞬間うっとりすると思います♡

わたしはコロナ禍で故郷に帰れない日々が続いていますが、手元にこのエッセンシャルオイルがあって大変感謝です。

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