皆さん、こんにちは。今月のテーマは日本語のことわざを英語で言ってみよう~とのチャレンジです。先週は「一石二鳥」= Kill two birds with one stoneをご紹介しました。早速使ってみたよ!という方はいらっしゃいますでしょうか。
今週のことわざは「早起きは三文の徳」です。朝早く起きると良いことがある、という意味ですね。この意味を英語にしたら、
“Getting up early is good.” または “It’s good to get up early.”
になりますが、英語でも似たような意味をもつことわざがありますので、英語のことわざを使えたら賢くなります。そのことわざは↓です。
The early bird catches the worm.
パット見このことわざの意味がなかなか分からないという方も多いと思います。英文を直訳すると、「早起きの鳥は虫を捕らえる」になります。鳥にとって、虫をたくさん取れることは得を得ることです。このことわざでは早起きに限らず、早く行動する人は得をするという意味になります。
使い方について一緒に見ていきましょう。
例①:He opens his store at 7 a.m. on the basis that the early bird gets the worm. (早起きは三文の徳という考えに基づいて、彼はいつも朝7時にお店を開きます。)
例②:She got the position because the early bird catches the worm. (彼女は早く行動したから、そのポジションを獲得した。)
例③:The admissions in this college get filled in very early. If you really want to enroll your son here then you should remember that the early bird catches the worm. (この大学の入学定員は非常に早い段階で埋まってしまいます。本当に息子をここに入学させたいのであれば、早く行動する必要があります。)
このことわざは実際、短縮バージョンで使われるケースも多いです。例えば「早割」の場合は「 Early bird discount」と使われます。
関連することわざ「早い者勝ち」がありますが、これは英語でなんて言いましょうか。これは残念ながらEarly birdは登場しないです。
「早い者勝ち」 = First come, first served.
例①:Tickets will be issued on a first come first served basis.(チケットは先着順に発行されます。)
例②:The campsites are first come, first served, so we’d better get there early.(キャンプ場は先着順なので、早めに着いたほうがいいでしょう。)
参考: theidioms.com
以上、早起きや早い行動を促すことわずについてご紹介しました。もし映画や新聞に「Early bird」が出てきたら、鳥についての話ではなく「The early bird catches the worm」ということわざを思い出してください。
P/s: 来週のことわざは「十人十色」です。これを英語で言ったらどうなるかな?ちょっと考えてみてください。