皆さん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
6月に入り、雨の日も増えてきましたね。気温がまだそんなに高くありませんが、空気がジメジメしています。日本の夏は蒸し暑い!と良く言われていますが、「蒸し暑い」を英語では hot and humidと言います。
“Japanese summer is hot and humid.”
湿気の多い humid (adjective)の関係名詞は humidity (noun) = 湿度です。humid = high humidityと覚えておけば便利です。
さて、今月のテーマは日本語のことわざを英語で言ってみよう~とのチャレンジです。日本語と英語のそれぞれ、同じ意味を表すのに似たような言い方の時もあれば、全然違う表現をする時もあります。ちなみに「ことわざ」は英語で「proverb」(名詞)と言います。
第一回は以下のことわざについて一緒に考えて頂きたいです。
「一石二鳥」
これを直訳すると、「one stone two birds」になります。わからなくもないですが、ちょっと言葉が足りないですね。この場合、まずは日本語のことわざの意味をわざと言葉を足して説明してから英語に訳すようにします。
一石二鳥 = 石を一つ投げて二羽の鳥を得ること。
以上の説明を英語にしますと、「Throw one stone to get two birds.」。それを、ネーティブの人は以下のように表現します。
「一石二鳥」=「Kill two birds with one stone.」 (proverb)
【ポイント】
・kill (verb):殺す(kill time: 時間を殺す⇒「暇つぶし」という意味でも良く使われます。)
例:He usually plays game on his smartphone to kill time on the commuter train.(彼は通勤電車の中で時間を潰すために良くスマートフォンでゲームをします。)
それでは、このことわざを英語でどのように使うのでしょうか。例を見ていきましょう。
例①:Cycling to work kills two birds with one stone. It saves money and gives you some exercise.
(自転車通勤は一石二鳥です。お金の節約にもなりますし、運動にもなります。)
例②:He dropped his kids to school while going to work, killing two birds with one stone.
(彼は仕事に行きながら子供たちを学校に送り、一石二鳥だった。)
例③:He had gone to London on a business trip, while there, he killed two birds with one stone and visited his relatives as well.
(彼は出張でロンドンに行っていましたが、そこでは一石二鳥で、親戚も訪ねていました。)
それでは、皆さんも「kill two birds with one stone」を自分の例で使ってみてください!
参考: theidioms.com
P/s: 次回のことわざは「早起きは三文の徳」です。これを英語で言ったらどうなるかな?ちょっとびっくりしたような表現になるかもしれません。ご存じの方はコメント欄やLINEメッセージにて答えをお寄せください♪